株式市場の曜日ごとの雰囲気

株式相場は1週間でみると曜日ごとの動きにクセがあります。

もちろん絶対的なものではないですが、相場の基本的な流れや強弱条件を知っておいて損はありません。

ギャンブル性が高いのは週末持ち越して月曜日のギャップ狙い。方向が出やすいのは水曜日から木曜日。逆張りなら週末の調整狙いといった感じです。

1.日曜日の前場と後場

日曜日の株式市場はお休みです。この週末にでる情報やウワサ、NY市場の結果には要注意です。

 

2.月曜日の前場と後場

月曜日の前場は、週末にでた情報やウワサ、NY市場を見た結果などで売買されます。日経平均225だと、良い情報であれば金曜日から大きくギャップアップで始まり、悪い情報だと大きくギャップダウンして始まることになります。業種セクターや個別銘柄でも同様です。例えば週末に大きく円安に動いていた場合には、輸出関連株が買われてスタートするといった具合です。

月曜日の後場は、前場より落ち着いた動きになりますが、そのまま一方向に動いたり逆の動きをしたりと、まだ週末の情報が市場に反映しきれない状態です。その混乱に乗じて短期売買を仕掛けられることもあり、落ち着くとはいえ、まだ見極めが必要な状態です。

3.火曜日の前場と後場

火曜日の前場では週末の話題を引き継いだ売買や、それで発生した月曜日の混乱を引き継いで動きます。さらに月曜日の動きとNY市場を意識した売買になります。

正常な相場になるのは火曜日の午後と言われています。ここで週の相場の基本的な考え方や方向がはっきりする傾向にあります。ここで上がった銘柄、下がった銘柄を確認。同じような値動きをする銘柄やテーマ関連を物色して、今週の方針とします。

4.水曜日の前場と後場

水曜日の前場と後場は、前日の火曜日の動きをみて決めた銘柄で売買します。当日中に決済するか、あるいは次の木曜日とするか、あるいは金曜日まで持ち越すか。それぞれの作戦を決めておきましょう。

5.木曜日の前場と後場

木曜日の前場は前日の水曜日から持ち越した分を決済するか、あるいはもう一度方針に従って売買するのがよいでしょう。

木曜日の後場は転換点になりやすそうです。買われている銘柄やテーマが天井になったり、売られている銘柄が底になって反転する時期です。早いかもしれませんが次の投資対象の物色も始まり、投資対象の変化が起きてきます。

6.金曜日の前場と後場

いよいよ最終日です。金曜日は今週のバランス調整…というよりも、昨日からの流れを重視しましょう。

金曜日の前場は、来週の相場がどうなるかを考えましょう。たとえ調整があったとしても、一時的だと判断すれば前日からの流れに従って売買します。一時的でないとすれば来週への期待は持てませんから、売買は見送り、あるいは撤退しましょう。

金曜日の後場はいよいよ週の最終売買となりますので、持ち玉に自信が無い場合は撤退しましょう。

 

まとめ

ざっくりとまとめると

月曜日  週末の情報やウワサで動く  後場は少し落ち着く

火曜日  相場がどちらに行くか見極める 後場に相場の考え方が見えてくる

水曜日  前日の考え方に従って売買

木曜日  後場に天井、底になりやすく変化が起きてくる

金曜日  来週への期待、あきらめで終了する

という流れになります。

相場の基本的な流れは、だいたいこんな感じ…です。

もちろん、株式の売買は自己責任でお願いしますね。

では

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