中小企業の1人IT担当で、
社長から「ホームページ作れよ!」なんてブン投げられる。
私はそんなIT担当(当時はシステム担当って言ってましたかね)、の1人です。
インターネットで検索すると
・ホームページは絶対必要!
・自社のページを立ち上げることによる5つのメリット
・Webサイトでブランド戦略
なんて、「コーポレートサイトは必要なんです!」
って記事ばかりヒットしたりします。
これからコーポレートサイト作んなきゃってお困りの方がいらっしゃったら、
実際に20年運用してきたおじさんの意見が参考になれば幸いです。
企業紹介などをマメに更新することにより、企業イメージの向上が期待できる。
まずウチの会社名でGoogle検索を見ると、
自社名 (地名)
(まんま住所)
自社名 (地名)
自社名 (地名)
自社名 電話番号
自社名 社長
自社名 採用情報
…
みなさん所在地に興味津々みたいですね。
これはこれで、コーポレートサイトは重要な発信源になっているはずで、アピールポイントです。
こんなの無くても、ネットで検索すれば所在地が表示されるし、ナビで目的地まで行けるって?
googleさんをナメてはいけません。
ウチの会社の場合、拠点が統廃合されたり、本社が移転したりと激動の時代を過ごしてきました。
MAPでは旧住所が表示されたままで、ほかの関連会社に問い合わせがいく場合もしばしば。
カーナビなんかはいつ変更されるか、あるいはそのまま変更されないかもしれません。
ですが、コーポレートサイトがあればすぐに発信できます。
※googleに関して言えば、アカウントを取得してマイビジネスに紐づけると割と早めに反映されますが、また別の機会に。
逆にメンテナンスしないで放置していると、企業イメージの低下につながる。
所在地に関して言えば、更新していないとウチの会社みたいに
「カーナビに旧所在地に連れて行かれて、更地になっててビビる」ことになります。
これはマイナスポイント。
次に取引先がコーポレートサイトを持っていない場合はどうでしょう。
生産現場から
「○○社の××って商品を購入したいんで仕入れ先登録手続きをお願いします。」
って申請を受け取ります。
そこでまず最初に、相手先の会社情報をネットで検索…しても出てきません。
「今時コーポ―レートサイトも持っていないなんて、大丈夫なんだろうか?」
これが所謂、信用力、ブランドイメージってやつですね。
せっかくコーポレートサイトを作っていても、
サイトの最終更新日が2008年で止まっていたりすると、逆に不安になってしまいます。
最終更新は古いし、行ったら更地では、せっかくのコーポレートサイトも逆効果になってしまいます。
販売促進しても最終的に販売に繋がる件数は、変更前と変わらなかった。
ウチは製造業なので、コーポレートサイトで生産工程や取扱製品一覧の紹介もしています。
「ウチの製品を全世界にアピールして販売を増やす!」なんて息巻いている営業さんは、
おじさん大嫌いです。
そもそも英語版のサイトを用意したところで、問い合わせに答えられる人間がいません。
英語を話せる営業社員がいない…のに英語版のサイト?
今でもお客様に随行してくる通訳さんが頼りなのに、何言ってるんでしょうね。
やっぱり、コーポレートサイトが入り口だったとしても、人と人だろうし、自分とこの商品を知る、身の程をわきまえる必要があります。
ただ、最近の自動翻訳は気になりますね。
専門用語というか、業界用語は無理だとしても、現在の実力はどのくらいなんでしょう。
海外に関して言えば、コストをかけても問い合わせが増えただけで、販売は全くと言っていいほど増えていません。
(ウチの製品に問題があるのかも…)
やっぱり費用対コストでしょう。
最終的にはね…
一線から離れて自社サイトを見ると、良くないところばかり目につきます。
でも、コーポレートサイトは絶対必要で、しっかりメンテナンスさえされていれば、会社自体が良い会社に見えます。
その影響力は計り知れないです。
では
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